吸い玉&カッピング機器「吸灸」に搭載されている真空ポンプは
オイル式を採用しているため、低排気量で安全性が高いですが欠点があります。
まずは利点から
・排気量が小さく肌への負担が小さいのに、真空域(-95KPa以上)まで到達する
・耐久性が高く、メンテナンスにより長寿命が期待できる
(一般的にドライタイプのダイアフラム式やバタフライ式は明確な製品寿命があります)
・水分の流入にも比較的強く壊れにくい(水分の流入は錆による故障の原因になります)
・モーターと一体型ではないので温度上昇による寿命低下が比較的少ない
・ポンプロックが少ない
では、欠点は?
・製造が難しく、高価である
・オイル交換等の定期メンテナンスが必要となる
・横倒しになるとオイルが漏れる可能性がある
・オイルミストが発生する
まずは、定期メンテナンスについて
オイル交換が面倒だという指摘がありそうですが「吸灸」は医療機器のため、資格のない方は
本体を開けることが出来ません。
よって、使用状況によりますが1-3年に一度の定期メンテナンスをお勧めしています。
オイルミストについて
オイル式真空ポンプの最大の欠点はオイルミストです。
最大真空圧に近ければ近いほど、油煙と言われる白いミスト上のものが排出されます。
低真空域であれば殆ど出ることがありませんが、真空圧が高いと微量ですが発生します。